岡山の農業、ますます熱いです
パクチーのブームを支えているのが、岡山です。これまで輸入に頼ってきた農産品の国産化。岡山はパクチー生産が全国トップクラス。
岡山市北区牧石はもともと黄ニラの生産で有名。この黄ニラ畑の連作障害の防止に栽培を始めたパクチー栽培も、数年前からものすごい勢いが。
ここのところ、全国放送のテレビ番組で取り上げられることが増えました。日頃から親しくしている生産農家の皆さんを画面の中で見つけることが多く、嬉しいですね。
この、黄ニラとパクチー、生産者さんはベテラン年齢だけでなく、青年部が大勢活躍していることも特徴。後継者不足の問題を抱える農家も多くあれば、ここには、青年層が多いことで見えてくる課題もあります。
高壮青さまざまな年代の経験や感性をフル稼働して、付加価値の高い農業を実践している姿です。
都市圏や海外の日本食でも贔屓にされる高級食材黄ニラに次いで、味がマイルドな岡山パクチーも評判は上々。存在感ある脇役食材ですから、バリエーションも豊富。嬉しいですね。
中四国一の農業県を誇る岡山にはさまざまな取り組みや挑戦がそこかしこで見られます。
農水省がバックアップする「農業女子」プロジェクト。40数名が所属する「おかやま農業女子」は全国に先駆けて、このプロジェクト認定第一号のグループです。
メンバーそれぞれが農家や職場で農業に従事、連携しあって知恵やアイデアでより付加価値の高い農産品を生み出します。農商工連携や六次産業化の好事例もたくさん。
このプロジェクトを応援しようと、周辺の企業が、女性の農作業の効率や環境がより向上するための機械やグッズを開発。目を見張る新たな市場ができつつあります。
(おかやま農業女子のリーダー、岡山市南区の藤井さんは平飼い農家の卵を扱います。農商工連携の達人。毎年「ひよこさんちの感謝祭」と題した収穫祭を開催。人・人・人のお客様でいっぱい。)
(「ひよこさんちの感謝祭」では、おかやま農業女子や連携
こうした農業に関わる好循環や好事例、知恵と工夫の姿が、魅力ややりがいとなり、県内の高校生も農業に熱視線を送ってさまざまな場面で挑戦をしています。
もちろん課題もあります。承知しています。しかし、岡山の農業、今、ますます熱いです。全国の、日本内外の皆さんの食卓に岡山ブランドお届けしたいですね。
◎「黄ニラふれあい祭&岡パク祭」は今年も岡山市北区の黄
◎「ひよこさんちの感謝祭」ではおかやま農業女子が大集合
◎岡山県立岡山東商業高校の皆さんは「東商デパート」。1
◎こちらは、岡山の吉備米を使ったフォー作りに注力。岡山