ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し、 民主的な政治体制の早期回復を求める決議
衆議院は、令和3年6月8日(火)の本会議において、「ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し、民主的な政治体制の早期回復を求める決議案」(逢沢一郎外5名提出)を議題とし、提出者を代表し逢沢一郎が趣旨弁明を行った後、可決しました。
■衆議院インターネット審議中継ビデオライブラリ(逢沢一郎の趣旨弁明 4分間)
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&media_type=&deli_id=52434&time=1356.7
■ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し、民主的な政治体制の早期回復を求める決議案(第二〇四回国会、決議第三号)
我が国は、ミャンマーにとっての最大の支援国として、同国の民主化プロセスを後押ししてきた。本年二月一日に発生したミャンマー国軍によるクーデターは、民主化への努力と期待を踏みにじるものであり、クーデターを引き起こした国軍による現体制の正当性は全く認められない。クーデター以降、ミャンマーでは、国際社会の度重なる呼びかけにもかかわらず、国軍や警察による民間人に対する暴力が継続し、多数の民間人が死傷している。
本院は、こうした状況を強く非難し、自らの自由と人権、民主主義を取り戻すために声を上げ行動を続けているミャンマー国民と共にあることを表明するとともに、ミャンマー国軍指導部に対し、民間人に対する残虐行為の即時停止、アウン・サン・スー・チー国家最高顧問をはじめとする不当に拘束された国内外の人々の即時解放、人権及び人間の安全保障の尊重、民主的な政治体制の早期回復を強く求める。
政府においては、本院の意を体し、国際社会とも連携し、あらゆる外交資源を駆使して、これらの事項の速やかな実現に全力を尽くすことを強く要請する。
右決議する。