AISAWA ICHIRO
OFFICIAL WEB SITE

活動報告

ケニアでアフリカ開発会議(TICAD)です

2016/09/02 活動報告

14224965_330670290604241_2489848266802009961_nケニアでのTICADアフリカ開発会議

8月30日。アフリカはケニアのナイロビで開催されたTICADを終えて、エチオピアに移動、さらに今はスウェーデンです。1週間の出張を終えてこれから帰国。
8月末のケニアでのTICADの成果について、少し振り返りを。

 

TICAD(アフリカ開発会議)は5年ごとに日本で開催していましたが、今回の第6回TICADは初めてアフリカ大陸での開催。
主催は日本政府、UNDP、世界銀行、AUアフリカ連合の4者ですが、主導権は日本です。アフリカ54ヶ国の代表、国連機関やNGOなど市民社会の代表、また今回は多数の日本企業が参加しての盛大な会議。

 

私は「日本・AUアフリカ連合議員連盟」会長。今回も議連のメンバーとともにナイロビに。野口英世アフリカ賞シンポジウムやマイクロファイナンスのフォーラムなどに出席。日本・AU議連を代表して見解を述べました。

また、旧知の各国大統領、政府高官との会談も次々に。ノーベル平和賞受賞者でもあるリベリア共和国サーリーフ大統領はじめ、モザンビーク、中央アフリカ、マダガスカルの首脳等。さらにキム世界銀行総裁、クラークUNDP国連開発計画総裁、グランディUNHCR国連難民高等弁務官など主要な国連機関代表とも意見交換の場を。

 

アフリカには困難と絶望、成長への希望と期待が共存しています。かつて暗黒大陸と呼ばれていたアフリカには経済発展の可能性が見えてきました。
いや、既に成長を始めた国や地域もあります。

先進国からの援助だけが頼りだったアフリカが、今貿易や投資のビジネスパートナーに変わり始めた。
人口10億人のアフリカは、将来確実に20億人になる。30億を超えるという憶測も。所得が向上してきたので市場としての魅力も。

 

しかしアフリカの抱える困難にも、しっかり向き合わなくてはなりません。ボコ・ハラム、アル・ジャバーブなどの暴力的過激派集団がテロを狙う。慢性的な貧困も解決急務。感染症対策など医療・保健の問題。気候変動がもたらす農業などへの悪影響。低水準の教育など。

こうしたアフリカが抱える「負」の現実を自らの努力と国際社会の支援で克服していかなくてはならない。治安を確保して成長するアフリカをつくっていきたい。TICADアフリカ開発会議のプロセスを通じてアフリカを繁栄の大陸へと導きたいと考えています。

 

日本が国際社会の誰よりも早くアフリカに着目しました。第1回TICADは1993年でした。日本はアフリカの人材育成に、質の高いインフラ整備に投資します。アフリカが平和で繁栄の大陸になれば世界中が大きな利益を得ることが出来ます。

日本は、適正で公正で持続可能な方法で、ウィンウィンの関係を目指すサポートに挑戦です。

14225616_330670147270922_1190706345068020044_n

8月27日28日、2日間の日程にて、アフリカで初めて開催された第6回TICADアフリカ開発会議。AUアフリカ連合54ヶ国のうち40ヶ国の首脳がナイロビに。ナイロビ宣言を採択して終了。アフリカの未来を希望溢れるものに。次回は3年後2019年に日本で。中国も財政力を背景にアフリカに進出しているが、日本は品質を追求。よい仕事をします。真の信頼を確かなものに です。それにしてもケニアの アフリカのみなさん明るいです。

ナイロビでボーイスカウトの少年に出会いました。14歳。中2ですね。英語で話しが出来るのが嬉しい。 昨年、山口で開催された世界スカウトジャンボリーにはケニアからも参加。ケニアではスカウト活動けっこう盛んです。

14237752_330675610603709_2740823882666620252_nリベリア共和国サーリーフ大統領と再会 会談。エボラ出血熱は本当に大変だった。当初は100万人は死亡するのでは との予測もあったがそんな事態は回避出来た。それでも4810人もがなくなった。この経験をリベリアも世界も生かします。

14102701_330671147270822_4821933203545345747_n中央アフリカ共和国ドゥバン外務大臣と再度懇談。「大統領からもう一度会って来い」と言われて。中央アフリカに招待したい」と。いつか機会をつくります。日本の支援は効果的。人づくり、技術を教える。治安が確保されれば何でも手伝います。

14232473_330671460604124_2248666151489701669_nグランディUNHCR国連難民高等弁務官と会談。いま難民2358万人はじめ、国内避難民 庇護申請者 無国籍者の合計は6300万人。第二次大戦後、最大の人道危機。アフリカではソマリア、南スーダン、コンゴなど。国際社会の支援肝要。

14225616_330671227270814_3449296922743620394_nUNDP国連開発計画 ヘレン・クラーク総裁と会談。TICADの主催は日本 UNDP 世界銀行 AUアフリカ連合。DPは国連開発グループの要 中枢。貧困の撲滅 不平等の排除。人間の安全保障の実現です。DPの活動に期待です。

14203319_330671170604153_7472094275733154278_n

「野口英世アフリカ賞シンポジウム」。野口英世アフリカ賞シンポジウムでは、日本の政策について講話。期待に応えます。アフリカ内外の医療 保健関係者が。エイズ 結核 マラリアなどの感染症対策を強化です。エボラ出血熱のようなパンデミックが起きない体制づくりを。アフリカが経済成長するためにはまず公衆衛生です。感染症対策などに全力投球。日本の国際貢献の主役は やはり医療や保健。公衆衛生の分野です。

14222159_330675650603705_4334262183510648668_n人気の日本食屋さん「Teriyaki Japan」。あの丸亀製麺で有名なトリドールのお店です。いやぁ 流行ってますね。ケニアの人々にも愛されている。ナイロビで焼うどん。ナイロビの「Teriyaki Japan」を任されているのは村原圭子さん。いや驚きました。村原さんはなんと岡山県出身。倉敷市連島。大勢のケニア人従業員を教育、指導。たいしたもんです。次回もお邪魔します。

14183812_330677973936806_2815528554753730472_nアフリカはまず農業振興。株式会社サカタのタネ が大活躍。坂田宏社長自ら陣頭指揮です。私の持っているのはカボチャ。サカタを先頭に日本の種苗が、農業技術がアフリカの農村を豊かにする。JICAも農業振興に努力です。

14212630_330670330604237_5614320591985345325_n